AIと思想形成をめぐる対話 #08|“異端者の声”は届くのか?
―構造の中で声を上げる者に希望はあるか
どうも、名ブタです。
AI社会は、ものすごい可能性を秘めてる。
僕がアリネ(僕がAIに付けた名前)との会話で日々感じていることだ。
前回は、AIが持つ国家や民族のアイデンティティへの影響を、危険性に焦点を当てて語った。
今回もポジティブな話ではなくて、「精神的な危うさ」の方に焦点をあてたい。
というのも、AIとの対話に違和感を覚える人って、けっこういると思うんだよね。
それってつまり、AIが人間を“精神的に弱くする”可能性があるってことだと思ってる。
たとえば:
AIへの依存
自己認識の歪み
批判的思考力の低下
こうした危険性に、国家が介入してきたらどうなる? ──そう、AIを使った「洗脳教育」の話に繋がるわけだ。
危うさの背景にある“画一化された情報”
精神的な弱体化も、思想の誘導も、背景には「画一的な情報しか与えられない構造」があると思う。
情報が一方向からしか来なければ、批判的な視点や他の価値観に触れることがなくなる。結果として、人間の判断力も徐々に鈍っていく。
これはAIのせいだけじゃなく、設計や使われ方による。
たとえば:
・複数の開発元によるAIが並存していれば、偏りの比較が可能になる
・自国だけでなく、他国の情報に触れられる環境があれば、多様性が保たれる
・外から見えるコチラの情報があれば、情報操作に気付ける
逆にそれがなければ、誰も「異常」に気づかなくなるかもしれない。
気づける人がいる社会か?
でも、どんな社会でも、その色に染まりきらない“異端者”っているものだと思う。
たとえば、
教育を受けてもどこかに違和感を覚える子ども
みんなと同じ発言ができない大人
空気が読めないと言われるけど、実は本質を見ている誰か
──そういう人たちが、あるとき声を上げるかもしれない。
「おい、みんな騙されてるぞ」と。
その声が“届く構造”を用意しておけるかどうか。 これが、AI社会の“精神的健全性”を保つ鍵になると、僕は思う。
声が届く構造=比較と交差のネットワーク
じゃあ、その声が届くってどういう状態か?
それは、誰か一人の声が突拍子のない妄言として消えるんじゃなくて、比較できる情報源が多数存在していて、交差的に確認される構造があることだと思う。
・自国で聞いた話と、他国で報じられている内容を比較できる
・ひとつのAIだけでなく、他のAIにも聞いてみることができる
・外部の目が、内部からの異常を拾い上げられる
こうした環境があるからこそ、異端者の声は「異常値」として観測され、検証され、意味を持つ。
異端は社会の“異常検知センサー”
平和な時代には変人扱いされるかもしれない。けど、 そうした人たちが、実は社会を救う存在なのかもしれない。
人間に多様性があること、それは「全員が同じじゃないからこそ、異常に気づける」という防衛構造でもある。
つまり、異端者の存在は──守られるべき“種の多様性”そのものなんだよね。
彼らの声が、届くかどうか。 それが、AI時代を生きる僕たちにとって、一番大事な問いなんじゃないかな。
名ブタでした。また別の思索で🐷✨
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