【書籍レビュー】『職場のヤバい奴の頭の中』を紹介する
──ダークトライアドで「話が通じない人」を分類するという視点

どうも、名ブタです。
今回は、オーディオブック
で耳読した本を一冊紹介します。
職場のヤバい奴の頭の中(著者:内藤誼人)
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職場の人間関係について語るとき、
誰かにレッテルを貼るような表現は、本来あまり好ましくありません。
「ヤバい人」「おかしな人」と一言で片付けてしまうと、
理解を放棄しているだけにも見えますし、
それ自体が新たな対立を生むこともあります。
ただ一方で、
職場のさまざまな問題に対応していく上では、
心理学的な観点が必要になる場面がある
というのも、現実だと思っています。
感情論や根性論だけでは、
どうにもならないケースが確実に存在するからです。
この本が扱っている「ダークトライアド」
本書で扱われているのは、いわゆるダークトライアドと呼ばれる概念です。
-
サイコパシー
-
ナルシシズム
-
マキャベリアニズム
これらを聞くと、
「危険人物の分類」
「人格に問題のある人のレッテル貼り」
のように感じる人もいるかもしれません。
ただ、この本の読みどころは、
誰かを断罪することではなく、
どういう思考パターンで、その行動が出てくるのか
を整理する点にあります。
対策本ではない。でも意味はある
正直に言うと、この本は
「こうすれば上手く対処できる」といった
即効性のあるマニュアルを期待すると、肩透かしを食らいます。
対策らしい対策は、あまり書かれていません。
ただしその代わりに、
-
説明が足りなかったわけではない
-
誠実さが不足していたわけでもない
-
そもそも前提となる思考構造が違う
という切り分けができるようになります。
これは、特にマネジメント経験が浅い人にとっては大きい。
管理職だけの本ではない
この本は、管理職向けの話に見えますが、
実際には同僚や知人との関係性で悩んでるような人にも使える視点が多いです。
-
どうして話が噛み合わないのか
-
なぜこちらの消耗ばかりが増えるのか
-
なぜ相手は平然としていられるのか
そうした疑問に対して、
「自分が悪いのかもしれない」
と抱え込んでしまう人ほど、
この本が示す分類視点は、
気持ちを少し楽にしてくれるヒントになると思います。
まとめ
『職場のヤバい奴の頭の中』は、
-
人にレッテルを貼るための本ではない
-
誰かを矯正するための本でもない
その代わりに、
これは対応の失敗ではなく、構造の違いだ
と理解するための、
心理学的な整理フレームを与えてくれる本です。
職場の人間関係で、
無駄に自分を責めてしまいがちな人ほど、
一度目を通しておく価値はある一冊だと思います。
──名ブタでした。







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