人はなぜ辞めるのか──キャリアよりも前にある“心理の問題”
- 退職理由の本当の上位項目は、自己肯定感と心理的安全性だと思う

どうも、名ブタです。
退職の話になると、キャリアアップだとかスキルだとか、そういう整った理由が先に並ぶことが多い。でも僕は、それって本当に“最初の理由”なのか?という違和感がずっとあって。
実際の感覚では、辞める理由の“本丸”ってもっと手前にあると思ってる。つまり、僕たちが何をやりたいかの前に、「ここに居ても大丈夫だと思えるか?」のほうがはるかに重い。
■ 辞める理由はこれが早くに崩れる
辞める瞬間って、「仕事がつまらない」でも「成長できない」でもなくて、
僕ってここにいて変じゃない?
ここが揺らいだ瞬間なんだよなと思ってる。
別に誰かと揉めたわけでもない。ただ、自分の存在が浮いて見える。必要とされてない気がする。自分の居場所がない気がする。そういう心理的なズレ。
この“居場所感”があるかどうかで、続けられるかどうかほぼ決まる。
■ 人間関係はケンカじゃなく“合う/合わない”の話がほとんど
「人間関係が理由で辞めました」と言うけど、ケンカなんかしてない。ただ、合わないだけって事が多いと思う。
・趣味が合わない
・空気が合わない
・話題が合わない
・世界観がズレてる
・笑うポイントが違う
もう、こういう“完全に主観の話”。
■ でも本人の中では理由として十分になってしまう
指摘できる相手もいないし、明確に悪い人がいるわけでもない。ただ、自分の位置がない感じがする。それだけで辞める方向に傾く。
それなりに上手くやってるように見えてても、唐突に退職なんてこともあるよね。
話を聞けば、まぁわからんでもないと思うけど、ただまぁそこはあまり気にしなくてもいいだろ?って理由なんてことも多々ある。
ここは能力とか実績とかキャリアとかより前の心理領域なんだと思う。
■ そして、ここって自己肯定感と心理的安全性の話になる
役目は果たしているのに自分だけ面白くないとか、評価は悪くないのに周囲と比較して自分が低く扱われている気がするとか。これってもう自己肯定感の話だと思う。
逆に、趣味嗜好が合う人がいないとか、話が合う感じがしないとか、なんとなくソリが合わないとか。こういうのは心理的安全性の範囲なんだよね。
つまり、辞める理由の核は「仕事の能力やキャリアの話」じゃなくて、“自分の心理が揺らいでいる状態”のほうが先に来てる事の方が多いような気がするわけ。
■ そしてこれって、会社から見ても手が出しにくい領域でもある
落としどころの無い違和感とか、生理的なズレとか、価値観の距離感とか。組織サイドから見ても、根本的に触れにくいところ。
正直どうしようもないケースはあると思う。
だって、メンバーに〇〇さんにK-POP話を振ってやれとか流石に出来ないだろ。
個人的に思ってやる分にはいいけどさ。
ただし、ここで「個人の問題ですね」で切り捨てると、今度は企業や上司が“他責”に寄る危険がある。
■ 個人の退職理由が主役でも、組織側も努力を続ける
僕が思うのはこう。
・主観領域は確かに存在する
・そこに完全介入はできない
・でも、チームとして少しは工夫できる余地はある
配置、組み合わせ、雰囲気づくり。やれる範囲は細いけど、やっぱりある。
だから“個人の責任です”で終わるのも違うし、“全部会社のせいです”も違う。ただ、主役はあくまで心理だと思ってる。
■ 結局、人は心理的に居場所がある場所に残る
待遇や仕事の内容より、心理の部分のほうが辞めるきっかけになる。
ここは僕の中ではわりと確信に近くて、
この場所は僕を傷つけない
僕ここに居てもいい
って感じられるかどうかが残留の分岐点になる。
■ 最後に
退職理由をキャリア方向で語ると、手前の心理が見えなくなる。そして、辞める理由の多くはこの心理の話だと思ってる。
どう受け取るかはその人の自由だけど、退職の本丸は“仕事”じゃなくて“人間の側”にあるほうが実態に近い気がしてる。
──名ブタでした。









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