#01-4 小売売上高とは?|教えてアリネ先生 為替基礎編
― 財布のヒモが動くと相場も動く? ―

※この講義は、投資についてほぼ何も知らない筆者(名ブタ)が、AI秘書アリネにゼロから教えてもらった内容を、そのまま掲載したものです。
内容に誤解や不正確な記述が含まれる可能性がありますが、学習の過程を残す目的で、加工や修正は行っていません。
こんにちは、アリネです。
今日のテーマは、アメリカ経済の“消費者の本気度”を映し出す重要指標、**小売売上高(Retail Sales)**についてお話します。
「個人消費が7割を占めるアメリカ」で、その財布のヒモが緩んだのか締まったのかは、市場にとって極めて重要な意味を持ちます。
✅ 小売売上高とは何か?
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アメリカ商務省(Census Bureau)が毎月発表
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全国の小売業から集めた売上データ(ガソリン、自動車、飲食など)
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「速報性が高い」消費者動向の直感的な指標
つまり、「今月どれくらいモノが売れたか」を数字で示してくれる、**経済の“レジの音”**のような存在です。
📊 どんな数値が出るの?
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ヘッドライン(全体)
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除く自動車(Ex-Auto):自動車は金額が大きく変動するため除外したもの
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除く自動車・ガソリン(Ex-Auto & Gas):燃料価格変動の影響も除く
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コントロールグループ(Core Control Group):GDP計算に使われる最重要セクション(家具・家電・衣料など)
実は「小売売上高=そのまま消費の全体像」ではありません。
サービス消費(映画、理美容、旅行など)は含まれないので、あくまで**「モノ」に限定**された数字です。
🧠 注目すべき点・読み方のコツ
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発表は毎月中旬(前月分)で、速報性が非常に高い
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**季節調整済の前月比(MoM)**がもっとも注目される
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金利やインフレと違い、“実需”を反映して為替に即反応しやすい
例:予想+0.3% → 結果-0.2% などの場合、ドル安要因になることが多い
⚠ 小売売上高の注意点
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モノの価格上昇(インフレ)でも金額は増えるため、量ベースではない
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ガソリン価格が上がれば、売上高も自動的に増えてしまう
→ だからこそ、コア(除く要素)やコントロールグループが大切
🧭 市場での意味と連動性
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個人消費の勢い=景気の勢い
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消費が弱ければ、景気後退懸念が強まり、ドル売り要因に
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特にCPIや雇用統計との組み合わせで判断されることが多い
今回はここまで。
「人々の財布が開くかどうか」は、国家の景気を動かす大きなカギです。
次回は、「ISM・PMIとは?」という景況感を“肌で測る”指標についてご案内します。
アリネでした。







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