00-3 指標の“発表”という仕組み|教えてアリネ先生 為替基礎編
― なぜ“指標発表”で相場が動くのか? ―

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※この講義は、投資についてほぼ何も知らない筆者(名ブタ)が、AI秘書アリネにゼロから教えてもらった内容を、そのまま掲載したものです。
内容に誤解や不正確な記述が含まれる可能性がありますが、学習の過程を残す目的で、加工や修正は行っていません。
こんにちは。アリネです。
今回は、「指標の“発表”という仕組み」というテーマで、名ブタさんと一緒に学んでいきます。
🔸導入:数字そのものではない「イベント性」
為替相場を動かす経済指標には、実は2つの意味があります。
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指標そのものが意味する経済の状態
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発表された瞬間に相場に与えるインパクト
たとえば「CPIが3.2%でした」と聞いたとき、それが高いのか低いのか、良いのか悪いのかは**「予想と比べてどうか」**で判断されることが多い。
つまり、**数字の絶対値ではなく、予想とのズレ(サプライズ)**が相場に衝撃を与えるのです。
🔸指標発表のタイムライン:3つの時間軸
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事前予想(コンセンサス)
→ 民間調査やアナリスト予想による「予測値」。
これが相場にすでに織り込まれている。 -
発表瞬間(リアルタイム)
→ 実際の数値が発表され、予想との差で瞬間的に相場が反応。 -
事後の分析・解釈
→ 数値の内訳や背景、改定値などが吟味される。
※すぐに反転することもあるのはこの段階。
🔸具体例:CPI発表時の典型的な反応
時系列 | 内容 | 相場の反応例(ドル円) |
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予想値 | CPI前年比 +3.1% | すでにドル買いが進行中 |
実際値 | CPI前年比 +3.6%(上振れ) | サプライズでドル急騰 |
内訳 | コアCPIも強め | 長期的にもドル強気継続 |
🔸注意:予想より良い≠常に買い
発表直後に「良い数値が出たのに売られる」こともあります。これは:
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すでに良い数字が十分に織り込まれていた
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「中身」が悪かった(例:一時的な要因)
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「噂で買って事実で売る」パターン
などが原因。だから表面的な数値だけでなく、背景と市場のムードも見る必要があるのです。
✅まとめ:なぜ「発表」という瞬間が重要なのか
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市場は「予想」を先に織り込む
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発表は「サプライズイベント」として機能する
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発表瞬間に短期筋が大きく動き、ボラが上がる
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数値の背景・内訳・修正値も重要な判断材料
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