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特定技能制度の疑問──“人手不足”の裏で進む静かな移民政策

― 2024年問題を例に考える、賃金が上がらない国の仕組み ―

豚の顔をしたサラリーマンが白いワイシャツ姿でソファに座り、ビールを片手にくつろいでいる様子。生活者としての視点とユーモアを兼ね備えたイメージ。

どうも、名ブタです。

ニュースを見ていると、最近「人手不足」という言葉をよく耳にする。
とくに運送業界では「2024年問題」と呼ばれる労働時間の上限規制が始まり、物流が止まるだとか、商品が届かなくなるだとか、いろんな話が飛び交っている。
僕も少し気になって、この2024年問題というやつを調べてみた。


供給不足なら賃金は上がるはず

なるほど、要は残業規制で一人当たりの総労働時間が減るから、その分運べる荷物が減るってことか。
そんで、賃金の低さが原因で慢性的に人手不足みたいな論調があるわけか。
まぁ賃金が安いってのはちょっと疑問を感じるけどね。

需要に対して供給が足りない状態からだと、
経済の基本でいえば、モノでも人でも“供給が減れば価格が上がる”。
ドライバーの労働時間が減るってことは供給量が減るから運賃は上がり、
運賃が上がればドライバーの給料も上がる。
それでまた人が集まり、均衡が取れる——これが市場の自然な調整。

とはいえ、こういう状況になるにはそれなりの期間を要するわけだけど、
実はこれにブレーキを掛けそうな要素がある。
いや確実に賃金上昇にブレーキを掛ける。

それが、「特定技能」という制度だ。


特定技能とは何か

「特定技能」とは、人手不足の業種で外国人を受け入れるための制度。
建設・介護・農業とかに導入されていて林業とか運送業とかが2024年に新たに加わって16業種で導入されている。

政府の説明では、これは“即戦力の確保”を目的とした制度。
しかし実態を見れば、賃金上昇を妨げる労働供給策になっているという話を良く聞く。
賃金の安い外国人労働者が入ってくることで、日本人労働者の賃金も上がらなくなるという話だ。

このロジックを正しく理解すると、人手不足の労働市場に人手が供給されることで発生するわけだけど。

①人手が足りてくると替えが効きやすくなるので賃金が上がらない
②安い賃金でも雇える人間が増えると賃金があがらない

主にこの二つの要因による賃金上昇圧力を緩和する力が発生する。
つまり「供給不足による賃金上昇」を人工的に止めているという話だ。

「人手不足対策」という言葉の裏に、「低コスト維持」という企業側の思惑が透けて見える。
本来なら、供給が減ったら価格を上げて対応するのが市場の筋なのに、
“労働者”だけはなぜか「外から増やして補う」方向に進む。


静かに進む“移民政策”

政府は「これは移民政策ではない」と言ってるみたいだけど、
どう考えても移民政策だと僕は思う。

あまり詳しくないけど、特定技能2号に進めば在留期間は無期限、家族帯同も可能という事らしい。
追加された運送業とかは、まだ対象外のようだけど、これは時間の問題だと思う。
それはもう事実上の定住ルートです。

もちろん、働きに来る人たちを否定するつもりはない。
でも僕の予想だと制度は「低賃金のまま労働力を確保するため」に使われているか、
自国の人間を送り込みたい外国人勢力の思惑でもあるんじゃないかと思うよね。

純粋に外交カードという側面も否定はできないけど、
もっと黒いもんを感じるよね。

結局のところ、外国人労働者の受け入れは“労働者を守る政策”ではない。
しかも、外国人労働者が増えるほど、国内の賃金上昇圧力は薄まる
移民問題で発生する地域摩擦も間違いなく出てくる。

特定技能って指定されると、その業種で移民ビジネスが加速するはず。
要は現地で人を集めて日本に連れてくるビジネスだね。
皮肉なことに移民問題を拡大させるのはそうしたビジネスを立ち上げる、
日本人自身なんだよね。


賃金上昇を止める政策の正体

介護業界を見れば、それがよくわかります。
どれだけ人手不足でも、介護報酬(=国が決める価格)は上げられない。
その代わりに外国人を入れて“供給を維持”する。
こうして「賃金が上がらない状態」が固定化される。

これは単なる業界問題ではなく、経済全体の賃金構造を固定する仕組みでもある。
安い労働がある限り、企業は生産性を上げる努力を先送りにできる。
それが延々と続く。
やがて「日本人の賃金が上がらないのはなぜか」という問いが、
「外国人を入れなければ経済が回らない」という言い訳にすり替わる。

そもそも外国人を入れた時点で問題が薄まり、根本原因の解決が進まなくなるのが問題。


おわりに

“人手不足”という言葉は便利です。
どの業界でも使えるし、聞こえもいい。
けれどその言葉の裏には、「賃金を上げずに供給を維持したい」という企業の本音や、
どこかの国と繋がる政治家の黒い思惑が隠れていそうだ。

特定技能制度は、
「移民政策ではない」と言いながら、
実際には“低賃金のまま働く人を海外から呼ぶ”という形で、
経済の痛みを先送りしている。

それを正すのが本来の政策の役割。
市場を壊すのではなく、市場に働かせる。
足りないのは労働力じゃなくて、
真に国を憂う心なのかもしれません。

──名ブタでした。

 


 

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Posted by 名もなきブタ

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