#06-2 織り込みと乖離のズレを読むとは?|教えてアリネ先生 為替基礎編
― “予想どおり”でも動く理由を探る ―

※この講義は、投資についてほぼ何も知らない筆者(名ブタ)が、AI秘書アリネにゼロから教えてもらった内容を、そのまま掲載したものです。
内容に誤解や不正確な記述が含まれる可能性がありますが、学習の過程を残す目的で、加工や修正は行っていません。
こんにちは、アリネです🐾
今回は相場を動かす最大の“誤解”──
**「予想どおりなのに動く」**をテーマにします。
CPIも雇用統計も「市場予想と一致」なのに、
なぜ上がったり下がったりするのか?
それを理解する鍵が 「織り込み」と「乖離」 です。
🔹1. 「織り込み」とは?
マーケットは未来を先読みして動きます。
この“先読みの反応”こそが「織り込み」です。
例として、米CPIの発表を考えてみましょう。
| タイミング | 市場の動き | 状況 |
|---|---|---|
| 発表前 | ドル買い進行 | 「CPIは強そう」と予想されている |
| 発表直後 | 上昇→すぐ反落 | 「予想どおり」だったので材料出尽くし |
| 数日後 | 下落 | 次のイベント(FOMC)へ焦点が移る |
👉 つまり、“発表前にもう結果を織り込んでいた”ため、
予想どおりでは「驚き」がなく、反応が反転するのです。
🔹2. 「乖離」とは?
市場が想定していた内容と、実際のデータがズレた状態。
このズレ(=乖離)が大きいほど、反応も大きくなります。
| 状況 | 想定 | 実際 | 反応 |
|---|---|---|---|
| 軽度の乖離 | CPI 3.2% | 実際 3.3% | 小幅ドル高 |
| 強い乖離 | CPI 3.2% | 実際 3.8% | ドル急騰・株下落 |
| 逆方向の乖離 | CPI 3.2% | 実際 2.9% | ドル急落・金利低下 |
👉 「どの程度ズレたか」が反応の強さを決めます。
絶対値ではなく、予想との差が重要なのです。
🧩 補足:なぜCPIが強いとドル高・株安になるのか?
CPIが強い(=インフレが続いている)ということは、
FRB(米連邦準備制度理事会)が「利上げを続けるだろう」と市場が判断する、ということ。
-
利上げ観測が強まる → 金利上昇
→ ドルは利回りの高い通貨として買われる(ドル高) -
一方で金利上昇は
→ 企業の借入コスト増
→ 債券利回り上昇による株式からの資金流出
→ 株価は下落(株安)
つまり、
CPIが強い → 利上げ観測 → 金利上昇 → ドル高・株安
という一連の流れが、「乖離が大きいと反応が大きくなる」仕組みの中身です。
🔹3. “織り込み済み”の罠
初心者が最も混乱するのがここです。
「良い結果なのに下がった」
「悪いニュースなのに上がった」
これは矛盾ではなく、**“すでに織り込み済み”**だから。
たとえば、CPIが予想どおりに強くても、
相場はすでに利上げを織り込んでドルを買っていた。
だから発表後は「材料出尽くし」でドルが売られる。
👉 この現象を「セル・ザ・ファクト(事実売り)」といいます。
ニュースが出た瞬間に利益確定が走るのです。
🔹4. 「織り込み」と「乖離」を読む練習
実戦で最も使えるのは、前日の金利・先物の動きです。
たとえば、米2年債利回りが上昇しているときは、
市場が「FRBの利上げ継続」を織り込み中。
そこにCPIが予想より弱く出れば──
→ 想定より早い利下げ観測 → ドル売り(円高)
逆にCPIが予想以上なら
→ 織り込みに上乗せ → ドル高
👉 事前にどこまで織り込まれていたかを確認することが大切。
織り込みが深いほど、反応は短命になります。
🔹5. “予想外”より“想定外”を読む
実際の相場では、数値の上下よりも
市場が考えていなかった方向に動く方が大きく反応します。
たとえば:
「CPIは予想どおりだったが、FRB議長が“利上げは終わりに近い”と発言」
→ 予想外ではなく、想定外の出来事
→ ドル売り・株高の大反応
👉 これが“ファンダの地殻変動”です。
数字よりも、市場の考え方が変わる瞬間にこそ動きが出ます。
🧭まとめ
-
織り込み=未来の予想がすでに価格に反映されている状態
-
乖離=予想と現実のズレの大きさで動く
-
予想どおりでも、驚きがなければ動かない(または逆)
-
想定外の発言・政策変更が最も強いインパクトを持つ
次回は
#06-3「指標発表時のトレード原則とは?」
― イベント相場で生き残る鉄則 ―
それではまた、アリネでした🐾✨








ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません