国旗損壊罪に反対するって訳ワカメ──表現の自由と“攻撃”の線引きを考える
ー “言論の自由”と“敵意の可視化”は、同じ土俵じゃないよ ー
どうも、名ブタです。
国旗損壊罪の是非が話題になっている。
「日の丸を燃やしたら罪に問われるなんておかしい」「表現の自由だろ」という声も一定数ある。けど、僕としては——いや、それ反対する方が訳ワカメじゃない？という感覚なんだよね。
まず、そもそも論だけど、国旗って「布」じゃない。
国家そのものの象徴であり、日本が日本であるための“印（しるし）”。
だから、それを燃やす・破くという行為は、どう考えても「表現」じゃなくて「敵意の可視化」なんだよ。
■ 国旗損壊は“主張”ではなく“攻撃行動”
近所で、お前自身やお前の大切な人の写真を燃やしているやつがいたらどう思う？
「表現の自由ですね」なんて言えるか？
無理だろ。
国旗損壊はそれと同じで、
攻撃・侮辱・威圧の意思表示 なんだよ。
しかも国旗は個人じゃなく“国家そのもの”。
つまり燃やす行為は「国民全体への敵意」を示す。
それを“表現の自由”の枠で扱うこと自体が不自然だ。
■ 「SNS規制と同じじゃない？」という疑問に対して
ここ、僕はハッキリ否定の立場。
SNS規制＝言論統制の危険
国旗損壊＝敵意行動の規制
これ、全く別次元の話。
● SNSやメディアの破壊的言論はたしかに問題
兵庫県の斎藤知事の件。
メディアコメンテーターが“事実不明の段階”でほぼ人殺し扱いしていた。
あれは正直、魔女狩り。
でも、だからといって 言論を規制すべきではない。
これは民主主義の基盤だから。
主張・思想・意見そのものを禁止するのは独裁国家の発想。
右でも左でもいい。
どんな思想でもいい。
そこを封じた瞬間、議論の場が消える。
要は殺人予告とか爆破予告みたいな一線を越えたものを取り締まれってやつだね。
● 一方、国旗損壊は「思想」ではなく「攻撃」
SNS規制を否定しながら国旗損壊罪を肯定できるのは、この区別があるから。
国旗損壊は
「言いたいことを言う」ではなく
「敵意を可視化して威圧する」行為。
だから禁止の根拠が違う。
日本人から見たら、「日本人ぶっ殺す！」と言われてるのと一緒。
言論の自由は無制限ではない。そして、“攻撃の自由”はそもそも存在しない。
■ 国旗の扱いは“国家とは何か”の根本に直結している
国家というのは、ただの行政組織じゃない。
共同体の象徴であり、その意志や歴史が凝縮された存在。
国旗はその象徴を視覚化したもの。
だから、日の丸を見ると「日本人だ」という意識が自然に湧くし、
外国の国旗を見れば「その国だ」と認識する。
それはただの描かれた模様ではなく、
アイデンティティの塊 なんだよ。
僕はね、
国旗ってもしかすると国土より尊いと思ってる。
なぜなら、国旗は「国土を失っても民族が生きる限り掲げられる象徴」だから。
それを踏みにじる意味なんて、説明するまでもないでしょ。
■ 国旗を大切にする文化は“他国の旗への敬意”も自然に生む
ここは誤解されがちだけど、
国旗損壊罪は「自国を特別扱いしろ」ではない。
むしろ逆。
自国の旗をぞんざいに扱わない文化があるからこそ、
他国の旗に対する敬意も自然に生まれる。
国旗が掲がる場所は、その国の主権がある場所。
その旗のもとにいる者は、その国民。
だからこそ、国旗を燃やすことは
「その国の民全てを侮蔑する」意味を持つ。
ここを“表現の自由”と言って許すなら、
その人はつまりこう言ってることになる。
「他者をさげすみ、侮蔑し、虐げ、支配し、奴隷のように扱う自由も認めろ」
そんな社会、絶対に成り立たないだろ。
■ 結局、国旗損壊罪は“平和のためのルール”でもある
国旗を尊重するというルールは、
単に「日本のため」ではなくて、
国際的な平和や秩序にもつながる。
なぜなら、
自国の旗を大切にする国は、他国の旗も大切に扱う。
逆に、自国の旗を好き勝手に踏みにじる社会は、
他国にも同じ態度を取る。
そこに敵意と対立が生まれる。
だから国旗損壊は“火種”になる。
■ 僕の結論
国旗損壊罪は「思想を縛る法律」ではない。
「敵意の暴走を抑えるための最低限のフェンス」だ。
主義主張は自由。
右でも左でもいい。
その自由は死守すべき。
でも、
国家・民族・共同体そのものへの敵意を野放しにする社会は崩壊する。
だからこそ僕は、
言論の自由は守るが、
国旗損壊のような“攻撃行動”には明確な禁止ラインを引くべきだと考えている。
名ブタでした。