カッパドキア地下都市の正体
古代核戦争説から避難都市説まで──考古学が解き明かしきれない人類の謎
どうも、名ブタです。
僕がカッパドキアという場所を知ったきっかけは、ちょっと変わっているかもしれない。
最初に耳にしたのは「古代核戦争説」と結びつけられた“核シェルターだったのではないか”という都市伝説。
物騒な話ではあるんだけど、世界の不思議やUMA、超古代文明が大好きな僕にとっては、妙にワクワクしてしまうテーマだったんだ。
ただ、冷静に考えると「なぜわざわざ地下に都市を掘ったのか?」という疑問が湧いてくる。
そこで今回は、詳しいことをよく知らない僕が、アリネ(僕がAIに付けた名前)にいろいろ聞きながらカッパドキアの謎を追ってみた。
みんなも不思議雑学の世界を一緒に旅しよう。
カッパドキアとはどんな場所?
アリネによれば、カッパドキアはトルコの中央部、標高1000mを超えるアナトリア高原に広がる地域なんだそう。
この土地を特徴づけるのは、太古の火山噴火によって積もった「凝灰岩」。柔らかい岩が雨や風に削られ、まるで塔やキノコのような奇岩群をつくりだしている。
観光パンフレットには「妖精の煙突(フェアリーチムニー)」と呼ばれる岩の風景がよく載ってるとのこと。まるで別の惑星に迷い込んだような光景で、古代の人々にとっても特別な意味を持っていたのかもしれないね。
けれども、この土地の本当の不思議は地上の奇岩ではない。
その地下には、迷宮のように張り巡らされた通路と部屋が広がり、数万人規模を収容できる都市が隠されているというから驚きだ。
つまり、カッパドキアは「地上の奇岩景観」と「地下の巨大都市」、二重の顔を持つ不思議な場所なんだよね。
デリンクユとカイマクル
カッパドキアには200以上の地下都市があるといわれ、その中でも代表的なのがデリンクユとカイマクル。
-
デリンクユ:最大2〜3万人収容、深さ60m以上、18階層(公開されているのは8層)。
-
カイマクル:デリンクユより横に広い構造で、倉庫や家畜小屋が豊富。
どちらも通気孔や井戸、台所、教会、大広間を備えていて、“避難所”というより本当に“都市”と呼ぶにふさわしい規模を誇ってるらしいんだ。
誰が、なぜ掘ったんだろうね?
核シェルター説
「核シェルターだったのか?」という都市伝説にはやっぱりロマンを感じる。
けれども、同じ時代に大規模な爆発や放射能の痕跡は確認されていない。
証拠がない以上、古代核戦争を想定するのは無理があるけど、想像するだけでワクワクする説だ。
戦乱・迫害避難説
考古学的には、地下都市の原型はヒッタイト時代に掘られ、その後フリギア、ローマ、ビザンツの時代ごとに拡張されたと考えられている。
有力な理由は「戦争や侵略から逃れるため」「宗教迫害から身を隠すため」。
都市全体を地下に隠すなんてスケールは異常に思えるけど、非常時の“防空壕”と考えれば筋が通る。
常時生活の場とするには、灯りや燃料、換気の問題がでてくるので、避難用施設という見解には一定の説得力があると思う。
採掘跡の可能性
当時の住居は、木材や石材を積む以外にも、岩や崖を掘って作るスタイルも普通にあった。
だから最初は「掘れるから掘った」程度で、特別な意味がなかった可能性もある。
問題はその規模だ。国家的な大計画ではなさそうだが、「すごいものがあるなら使おう」「もっと広げよう」と個々人や集団が拡張を繰り返した結果、巨大都市に育っていったのかもしれない。
どうやって掘ったのか?
凝灰岩は柔らかく加工しやすいため、青銅器でも掘削は可能ということだ。
しかし、人が入れないほど細い縦穴や、途中で曲がった通気孔とかあるらしく、技術的に説明がつきにくいらしい。
さらに未完成で終わった部屋や狭すぎる通路もあり、「個人や小集団が勝手に掘って途中で止めた」ような痕跡もあるんだそうな。
不思議マニアの気持ちを実に的確に捉えている。
誰が仕切っていたのか?
仮に2万人規模が籠もるなら、リーダーが1人では統制できません。
大広間や教会とかあるらしいから、議事堂や合議の場として機能していて、それなりの統治機構があったような気もするよね。
権力者専用の豪華な区画は確認されてないらしいけど、共同体的に運営する仕組みが地下に組み込まれていたのかもしれない。
ロマンと現実の交差点
「採掘跡では?」と思ったんだけど、アリネは否定されたし、実際には避難都市としての性格が強いみたいだ。
それでも数万人を収容し、通気・水・食糧・宗教空間まで揃えた構造は、単なる避難壕を超えてる。一体何から身を守りたかったのか不思議だ。
だからこそ、古代核シェルター説や超古代文明説といった都市伝説も生まれる。
現実とロマンの両方を許す不思議な存在──それがカッパドキア地下都市の正体。
今回は、僕がふと思った疑問をアリネに尋ねるかたちで、カッパドキアを紹介してみたよ。
都市伝説から学説まで幅広く語られるこの場所には、まだまだ解き明かされていない謎が残ってる。
名ブタでした。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません