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有休5日取得義務化って、ほんとに労働者のため?(中編)

― 減っていく「自由」と「給料」、それでも批判が起きない理由

どうも、名ブタです。

前編では、有休5日取得義務化によって「自由」「収入」「保険的な安心」が失われているという話をした。

今回はそこからもう一歩踏み込んで──
**「休みが増えればいいってもんじゃない」**という話、
そして、政治的な“やってる感アピール”の匂いまで含めて、突っ込んでみようと思う。

働くことの価値って何?

よく聞くのが「日本人は働きすぎだ!」っていう論調。
で、そこに対して「もっと休みを取らせるべきだ」って声も出てくる。

名ブタも、

「今より休みが多くて、しかも今より給与が高い」なら大賛成。
そんな働き方ができるなら、それが一番理想に決まってる。

でも現実はどうか?

  • 「休みを増やしました!」といって給与が下がる

  • 「権利だから使ってね」と言いながら、実は強制的に使わせてる

  • さらには保険的な意味での有休ストックまで削られてる

これって、**“自由まで奪って、そのうえで損まで押しつけてる”**って話だろ。
どっちかじゃない。両方とも奪ってるから悪質なんだよ。

経験値という“見えない資産”

たくさん働けば、それだけ現場での経験が積み上がる。

  • 同じ能力を持つ2人でも、働く時間が長い方が“慣れ”も“応用力”も増す

  • 数年後には、目に見えない実力差が生まれる

国の視点で見れば、有能な人材を育てるには時間も必要なんじゃないの?
「働きすぎ=悪」っていう、ステレオタイプな考え方だけで制度を作るのは違うと思う。

働きすぎて潰れたら意味がない

もちろん、働きすぎて体を壊したら意味がない。
だから名ブタも、「休むことそのもの」に反対してるわけじゃない。

問題なのはここ。

自由に使えるはずの有休を、制度の都合で強制的に使わせる。
そのうえで──

  • 給料は減る

  • 有休のストックも失われる

これが重なれば、どこから見ても“労働者に不利な制度”だって言わざるを得ない。

時間があれば、成長も遊びもできる

名ブタは思う。
自由な時間って、“ただの空白”じゃなくて“可能性”なんだ。

  • 勉強に使ってスキルアップ

  • 趣味に没頭して新しい視点を得る

  • 家族と過ごす

  • 副業でさらに稼ぐ

遊びや趣味だって、仕事に活きる経験になることもある。
そういう意味では、休みは「投資」になりうるんだ。

でも、“お金”があればもっと自由が広がる

名ブタが言いたいのはこれ。

「お金がなければ何もできない」と言いたいんじゃなくて、
「お金があれば、“できることの幅”が広がる」ってこと。

  • 遊びにも道具や交通費が必要

  • 勉強には教材費や通信環境がいる

  • 子どもとの時間を少し贅沢にしたいことだってある


もちろん、休みが増えて給与も変わらないなら、
「ありがたい」と感じる人はいるかもしれない。

でも名ブタが問題にしてるのは、

自由に使えるはずだった“権利”が、制度によって強制的に使わされていること。

そのうえで──

  • 給与は減るかもしれない

  • 保険的な安心も減る

これじゃ納得なんてできるわけがない。

有休取得率だけを追うのはおかしくない?

名ブタがモヤッとしてるポイントがもうひとつある。

政府は「有休取得率70%を目指す」とか言うけど──

じゃあ、年間で“どれだけ休ませたい”のかっていう明確な目標はあるの?

有休取得率は上がりました!でも年間の休日数は変わってません。(*’▽’)ニコリ

なんて事がマジであるんだぜ。

数字だけが先にあって、
中身や現場の実態は二の次になってないか?

制度の目的がボヤけたまま、“達成率”だけ上がっていく。
それって、現場を見て制度を考えてるとは言えないよね。

「賛否両論で落ち着く仕組み」っておかしくない?

名ブタはふるさと納税はあまり良く思ってないのだけど、あれって地域で税金を奪い合ってるという、とてもひどい制度だと思うのね。でも奪われた地域がある反面、潤ってしまう地域もあるから単純に反対という論調にならない。

有休義務化も、同じような構造に見える。

一見すると「ありがたい」「助かってる」という声はある。
でも、一方で「勝手に使わせるな」「給料が減った」って不満の声もある。

こうなると、制度の評価は曖昧になる。
つまり、制度の是非そのものが“うやむや”になる構造なのだ。

要は、たとえそれが”改悪”であったとしても、
自分に投票に行く人のイメージさえよければ
政策推進側としては“成功”とされる。
そこに、政策の良し足など関係ないのだ。

つまり、制度の本質がどうあれ、
目立った炎上がなければ選挙にも影響しないし、
政府は「実績」としてアピールできてしまう──

名ブタは、こういう構造そのものが不健全だと思ってる。

■ 次回予告(後編)

次回は、名ブタが考える制度改善案を語るよ。

  • 義務取得させるなら、それ“別枠で付与”しろよ?

  • 有休時の給与、ちゃんと補填しろよ?

  • 選べる権利を取り戻す設計にしてみようよ?

  • 「取得率」でごまかすな、本質を語ろうぜ?

制度も現場も両方見て考える、名ブタ流のリアル提案。
最終章、お楽しみに🐷!

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Posted by 名もなきブタ

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