『コスメの王様』オーディオブック感想|静かな人生を、静かに聴く
― 人生を“物語”に変えた、ある誠実な男の話。
どうも、名ブタです。
今回は、高殿円さんの『コスメの王様』をオーディオブックで聴いてみたので、その感想をゆるっとまとめておきます。
実話?って思ったら、モデルがいた。
途中で「これ実話じゃないの?」と思うくらいリアリティのある展開。
あとから調べてみたら、ちゃんとモデルがいた。どうりで…。
モデルになったのは、化粧品会社クラブコスメチックスの創業者、中山太一さん。創業当時の社名は中山太陽堂というらしい。コスメの王様本編では永山利一という名前で登場している。
しかも、よくある“ビジネス大成功!”みたいなド派手な話ではないのに、なんとなく最後まで聴いてしまった。気づいたら永山利一の人生を、静かに追っていたような感じ。
感動で泣く、ではない。でも残るものがある。
・ハラハラするような山場はない
・盛り上がりで泣かせてくるわけでもない
・なのに最後は、ふと「静かに本を閉じたくなる」
そういう、いい意味で“地味な傑作”でした。
ドラマティックじゃないからこそ、人生の静けさとか、誠実さが残る。
紙の本もあるけど、僕は「聴いて」よかった。
📚→ 文字でじっくり味わうのもいいけど、
🎧→ 耳で聴いていると、より淡々とした人生の質感が伝わってくる。
「オーディオブック初心者にもおすすめ?」
→うん、初めてでも聴きやすいと思う。派手な演出がないから、通勤中にもぴったり。
まとめ:何かを成し遂げた“偉人”というより、“ひとりの人間の生き様”があった
『コスメの王様』は、いわゆる起業ストーリーでもなければ、恋愛ドラマでもない。
でも、だからこそ「心に残る何か」がある。
静かに流れる時間のなかで、何を信じて、どう生きるか。
そんなことを、そっと問いかけてくる作品でした。
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