知識がなくても、満足していても、選挙に行くべきだと思う理由

2025年4月12日

どうも、名ブタです。
最近SNSを見ていたら、ちょっと気になる投稿に出会ったんですよね。

「知識がないなら投票しないほうがいい」
「現状に満足してるから、選挙に行かない」

そういう意見がポツポツと出ていて、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思いつつも、名ブタとしてはやっぱり違和感があったんです。

ちなみに、そういう意見を大勢の人から聞いたわけではありません。
あくまで、SNS上でたまたま見かけただけ。でも、コメント欄には名ブタと同じように「いや、それは違うんじゃ?」という反対意見も多くて、ちょっと安心もしました。

ただ、少数ながらも賛同する声も見え隠れしていたので、「なぜそういう考えに至るのか」「自分はなぜ違和感を覚えたのか」を、改めて考えてみることにしました。


知識がないなら投票すべきじゃない?

この意見、たしかに一理あると思うんです。
おかしな主張でも、扇動によって大量の票を集めてしまう可能性があるのは現実としてある。
だから、「深い知識を持つ人に任せた方がいい」と考えるのも、一定の説得力があるなと。

ただ、それって結局、知識のある人が選んだ“政治家”なんですよね。

知識があるからといって正しい選択をするとは限らない。
むしろ、知識がないと思われていた人の素朴な意見の方が、社会の本質を突いていることもある。
だからこそ、多様な人が投票に参加して“バランス”をとる必要があると思うんです。

さらに言えば、「知識がないなら投票するな」という意見は、

「じゃあ国民全体がもっと政治に詳しくなろうよ」
っていう方向に進むべきだと思うんです。

でも現実には、そうした教育の機会もないし、個人の努力にすべてが委ねられている。
知識のある人だけが参加するという理想に向かって、社会として取り組む動きがないなら、
その意見にはどこか不完全さ、偏りのようなものを感じてしまうんですよね。


未熟な一票にも意味はある

たとえば、ポスターの印象で選んじゃった、有名だからって投票しちゃった──
たしかに、深く考えたとは言いにくい。でも、それでも投票という行動を起こしたこと自体に価値があると思うんです。

なぜって?
投票が関心を生むから
そして調べる。聞く。比べる。だんだんと知識が育っていく。

もし誰かと会話をする機会があれば

「誰に入れたの?」
「あの人、なんで人気あるの?」
「その政策ってどういう意味なんだろうね?」

こうやって話すことで、関心はさらに育つよね。

つまり、最初の一票が“政治とつながる入口”になるんです。


満足してるから投票に行かない?

これもたまに見かける意見。「今の生活で困ってないから」「どうせ変わらないし」みたいな。

でも、それってちょっと危険なんじゃないかって思うんですよね。

たとえば、名ブタは戦争には絶対反対です。
でも、「今は平和だし別にいいか」と思って投票しなかった結果、
もし戦争を始めようという動きが出てきたときに、止める人が国会にいなかったらどうなる?

そう、多様な意見を政治の場に送り込むことが、何かを止める力になる。
逆に、「何も起きてないから投票しない」は、「何かが起きたときにはもう手遅れかも」ってことなんです。

投票って、今の生活を“肯定”するだけのものじゃなくて、

「これからも、そうであってほしい」って願いを形にする行為なんです。


「行かない理由」も多様性だけど、名ブタは反対です

ここまで少し強めに語ってきましたが、
「そういう意見を持つ人がいること自体」は、名ブタも理解しています。

  • 政治に興味が持てない

  • 誰に投票しても同じだと思ってる

  • 過去の失望があって関わりたくない

こういう声もまた、社会のリアルな一部です。
だから、「行かない意見を全否定するつもり」はないです。

でも、名ブタとしては、やっぱりその考えには反対の立場
「行かないこと」が社会の縮小につながってしまうような気がして、どうしても看過できないんです。


子どもという“未来”を生きる存在への疑問

もうひとつ気になったのが、子どもがいるのに政治に無関心な人もいるってこと。

もちろん、「子どものため」とか「親だから〜すべき」とまでは名ブタも思いません。
人それぞれに事情もあるし、価値観もある。

でもふと、疑問が湧いたんです。

「自分の未来より、子どもの未来の方が大事」と考える人がいたとして、
それでもなお、政治に無関心でいていいのかな?

子どもって、たいていの場合、自分より長い未来を生きる存在じゃないですか。
だとすれば、その未来に責任を持つ意味でも、やっぱり投票って大事なんじゃないかって。

これは押し付けじゃなくて、ただの疑問。
でも名ブタは、「もし自分より大切な誰かが未来を生きていくなら、その人のためにも投票に行きたい」と思ってます。

 最後に──投票は社会との接点なんだ

投票って、時間にしたら数分。
でも、それって「自分はこの社会に無関心じゃないよ」という意思表示でもあるんです。

知識がなくてもいい。
最初は誰かに流されてもいい。
満足してても、不満があっても、その一票が社会との接点になる

だから名ブタはこう言いたい。

とりあえず、一回行ってみてほしい。
行動してから見えてくるものが、必ずあるから。


おわりに:あなたの一票が、未来を変えるかもしれない

どんなに小さな行動でも、未来にとっては大きな一歩になることがあります。
名ブタのこの文章が、ちょっとでも「投票、行ってみようかな」と思えるきっかけになれば嬉しいです。