地方を捨てて人口を集中させたらどうなの?

2025年4月12日

耳読って言うらしいですね。音の読書って。

オーディオブック の利用を開始してから3年目に突入しましたが、読むとは言わないのでしょうが、一か月の読書量が格段に増えました。

ほぼ聞き放題のしか聞かないのですが、未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること というヤツを聞いたんですよ。

あ、ネタバレってほどの内容ではないですが、少しでも聞きたくないと思ったら、ここで読むの辞めて下さい。

で、この本ですけど、少子高齢化で人口が減って大変って事が書いてる本なんですね。仕事をしていると人手不足というのは感じますし、若手の確保となるとすごく大変というのは僕も理解してたんです。でも、この本を読んでみたら思った以上に色々起こるなと改めて思いました。

特に視野が広がった思いがしたのがタイトルのような事を思った部分なんですが、いわゆる田舎暮らしとか言って都会から移住を促進させるような事やってますけど、人口が減っていくからそうした地域ではポツンと一軒家がマジで発生しちゃうよって事を言ってるんですよ。同書では人口が減ると今のインフラを維持するのも難しくなって、ガスでも水道でも料金高くなるなんて事も言ってます。買う人が少なくなれば価格に跳ね返るのは当然だよな~って思うわけですよ。

100人で月100万を負担してインフラを維持してる地域が50人で100万、最終的に一人で100万なんて事があるぞって話なんですよね。確かに人口が減っても設備に関しては簡単に縮小できないですもんね。でもそこで最初に思ったのが、逆に思い切って居住する地域を絞るってのも方法の一つなんだろうなと思うわけです。

経験もしたことないのに、何故かダムに沈む集落を連想したのですが、居住地域を集約するってのは故郷を捨てるって事なんですよ。故郷を離れるというのと失うのとはヤッパリ感じ方が圧倒的に違いますから、簡単に言えない事ではありますが、そんなこと言ってられない状況がすでにリアルに創造できるところまで来ちゃってるのかもなぁと思ったわけですよ。


未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)