動物農場を知らなかったブタが、動物農場を読んだ話
――歴史文学と“たまたま出会う”読書の魔力

どうも、名ブタです。
『動物農場』という作品があることを、僕はこれまでまったく知らなかった。
ブタを自認して活動しているわりに、タイトルだけでも引っかかりそうなものだが、ほんとうに何の予備知識もなかった。
たまたま、X(SNS)で会話してた人の口から「動物農場」の話題が出たのね。
僕の興味を刺激しまくったのは言うまでもないw
で早速、オトバンクの – audiobook.jp
で出てないかなと思って探した合ったんだけど残念ながら英語だった・・・
でもね。Audible(オーディブル)で検索してみたら、ちょうど日本語訳の朗読版が配信されていて、しかも無料で一冊聴けるタイミングだったので早速聞いてみた。
ちなみに僕が聴いたのは、日本語朗読版の『動物農場』。
今は Amazon Music Unlimited に入ってる人なら追加料金なしで聴けるっぽい。
音楽だけじゃなくて、オーディオブックもけっこう聴けるから、わりと使えるよ🐷🎧
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ただの寓話じゃなかった
物語は、人間を追い出して自分たちで農場を運営することにした動物たちの話。
最初は平等な社会を作ろうと、理想に燃えていたはずの彼らだったが、やがて知恵あるブタたちが指導的立場になり、その立場はだんだんと「支配」に変わっていく。
スローガンは都合よく書き換えられ、
疑問を持った動物にはそれを考えさせないような言葉が繰り返され、
最終的には二足歩行を始めたブタと人間を動物たちは・・・
ラストの描写を聞いたとき、素直に「おぉ…」と思った。
これはただの動物の物語じゃない。
でも僕は、そう感じるまでずっと、“普通の物語”として楽しんでいた。
これは第二次世界大戦時の風刺だ、とか、スターリンの比喩だ、とか、そういう分析的な読み方は一切せずに。
語ろうと思えば、語れる
もちろん、批評しろと言われればいくらでも語れる。
理念の共有から始まった集団が、記憶の書き換えとスローガンによって統治を強め、やがて圧政に変質していく──
そこには共同体と権力構造の本質が詰まっているし、言語や記憶がどう支配に利用されるかという構造も透けて見える。
日本の政治と紐づける事もできるし、企業ガバナンスの話にも展開できる。
でも今回は、そんなことよりも、「知らなかったことを知った」という体験そのものの方が、印象に残った。
本って、やっぱりズルいよな
不思議なのは、本って「本に書いてあった」というだけで、知識としての価値が妙に上がるところだ。
YouTubeやネット記事と違って、“引用される”ときの印象がぜんぜん違う。
そしてそれが海外文学で、しかも英語タイトルだったりすると、知的感は一気にボーナスタイム突入である。
ぶー🐷✨
とはいえ、今回に限って言えば、
そんな“知的な演出”のために読んだわけじゃない。
ただ、偶然出会った本が、よりによってブタが支配者になる話だった──
それだけのことなのに、どうしてこんなに語る気になるのか、自分でも少し不思議だ。
こうやって“語れる読書”が一つずつ増えていくのが、本を読む面白さでもある。
何かを学ぼうとか、知識を増やそうとか思っていなくても、
ふと再生しただけで、世界の見え方が少し変わる。
だから今日も僕は、ご飯を食べながら考えている。
次はどんな偶然が待っているんだろう、と。
名ブタでした。








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